ゴルフにおけるメンタルの重要性とその考え方について  その⑩

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2023-10-09 ゴルフにおけるメンタルの重要性とその考え方について  その⑩

ゴルフにおけるメンタルの重要性とその考え方について  その⑩

最後に:煩悩を制する

『煩悩』という言葉を聞いたことはありますか?煩悩とは仏教上の言葉で、人を苦しめ、煩わせる心・悟りに至る道を妨げる心のことを指します。煩悩は1人につき、108種類あるいとわれ、煩悩を1文字で表すとされる108画の漢字があります。

その中でも、特に根源の深いものが、三毒『貪瞋痴(とんじんち)』と表され、苦しみの原因を作るものとして考えられています。では、その三毒をゴルフに落とし込んで考えてみると・・・


・怒り

自分の不甲斐ないプレーにイライラしてませんか?遅い前の組にイライラしてませんか?

うるさいギャラリーにイライラしてませんか?

難しいピンポジにイライラしてませんか?

 

・執着

自分のスコアばかり考えていませんか?

ライバルに勝つことばかり意識していませんか?

昔の飛距離に縛られていませんか?

理想のスウィングばかり追いかけていませんか?

 

・無関心

同伴競技者のボールを探してあげてますか?

同伴競技者に励ましの言葉をかけてますか?

進行や安全確保など、周りの組みへ配慮できていますか?

何かと言い訳してませんか?

 

残念ですが、とてもスマートなゴルファーには見えないですね・・・

 

でも、この三毒を完全になくすのは、人間である以上現実的に不可能でしょう。仏教の教えでは、それらをなくすとは考えず、それらを抑える、制御すると考えます。そのための第一歩が『気付いて手放す』で、そのためのツールがマインドフルネス・メディテーションなのです。

 

三毒などの煩悩を制し、良いこと、言動や考えを持つようになれば、自然と良い結果が生まれるのです。もちろんこれは日常生活や人生そのものでもあり、欲を持って生きることは決して悪くありませんし、欲求があることで成長することも多々あります。

 

ただ、その欲求が制御しきれず毒にならないよう努めること『中道』というちょうどいい状態で付き合っていきたいものです。そのためにも、ぜひマインドフルネス・メディテーションを継続して、豊かな人生をお送りください。

 

 

 

finished.